賞味期限と消費期限
食品の期限表示について
食品ロスについて目にすることが増えてきました。
環境を守るためということでテレビなどでも食品ロスについてよく放送されているのを目にします。
そんな食品で気になるのが期限表示です。
家にある食品を見てみると、容器や袋の表面に期限表示がされていますよね。
そこで気になるのが賞味期限と消費期限の表示があることです。
この二つの違い知っていますか?気になったので今回調べてみました。
賞味期限とは
お菓子や保存食品などの期限表示で見かける賞味期限。
この賞味期限はパッケージや容器を開けないまま正しい保存方法で管理すれば、品質が変わらずにおいしく食べられる期限のことです。
スナック菓子やカップ麺、缶詰やペットボトルの飲料など比較的長く保管できるものが多いです。
賞味期限が過ぎてもすぐにダメになるわけではないので、色やにおい、味をチェックして異常がなければ食べることができます。
ただし、一度開けたら期限に関わらず早めに食べましょう。
最近では、3か月以上もつものには「年月」のみの表示になっています。
賞味期限は正しい保存方法で保存されていることが前提です。
間違えた保存方法だと劣化を早めてしまうことがあるので気をつけましょう。
消費期限とは
消費期限とは袋や容器を開けないで正しい保存方法で保管しておいた場合に、安全に食べられる期限のことです。
コンビニやスーパーのお弁当やお惣菜サンドイッチ、ケーキやお刺身などの傷みやすいものに表示されています。
食品によっても多少異なりますが、おおむね5日以内が期限のものに使用される表示です。
期限切れは食べられなくなってしまうので、表示をしっかり確認して安全に食べましょう。
廃棄される賞味期限切れ食品
食品ロスは日本だけでなく世界的な問題となっています。
とくに日本ではまだ食べられる状態なのに、賞味期限が切れたから廃棄されている食品が年間約2,800万トンととても多いです。
この食品ロスを減らすことで、経済的な損失だけでなくなによりももったいないということがあります。
食品を廃棄するためには、運搬や廃棄にコストがかかります。
廃棄のためのコストは年間3兆円近いものです。
これは一般家庭だけでなく飲食店やスーパーなどの小売店から出る廃棄物も含みます。
国民全員で均等換算すると年間16,500円ずつ負担していることに。
エグい金額。
この金額を少しでも減らすために、食品ロスを減らしていこうという運動が活発になっています。
食べられる食品を廃棄せずに必要な人に届けることで食品ロスの割合を減らすことができます。
最近注目されているのが、賞味期限の近い商品や切れてしまった商品を激安で販売している小売店です。
買い手も期限について理解して激安で購入することができるのでWin-Winです。
すぐに食べてしまうものなら、安く手に入れて節約になりますよね。