マイバトルをもって走る湘南国際マラソン
マイボトルをもって走る新時代のマラソン大会
湘南国際マラソンは、ランナーがマイボトルやマイカップをもって走る新しい形式のマラソン大会です。
これまでのマラソン大会では、給水所に置いてある紙コップから水分を補給する方法を取ってきました。
一方、湘南国際マラソンでは給水所での紙カップの使用を廃止しています。
これは地球環境に配慮した取り組みといえます。
昨年12月に開催された湘南国際マラソンでは、世界初の試みとして「マイカップ・マイボトルマラソン」が行われ、8,000kg以上ものゴミが削減できました。
またマイボトルをもって走るマラソンは、ゴミの削減だけでなく、自分のペースで水分補給ができるのもメリットです。
炎天下でのマラソンは、体力を必要以上に奪い、給水所までは水分を補給できないため、脱水や熱中症のリスクがあります。
マイボトルをもって走ることで、体力の消耗を軽減できます。
会場がきれいになることで、走ることのモチベもあがるのも魅力です。
世界初の取り組みに至った理由
多くのマラソン大会では給水ポイントに大量の使い捨てカップやペットボトルが散らばっている光景が当たり前とされてきました。
しかし、近年は無駄な資源の使用やプラスチックゴミによる環境への負荷が問題視されています。
特に海洋汚染などの環境問題が深刻化している現状を踏まえて、湘南国際マラソンでは新たな取り組みを考えることになりました。
世界中のマラソン大会で使い捨てカップやペットボトルを廃止することで、将来の世代や地域社会、地球環境に貢献できるのではないかという考えです。
その結果、2022年には世界初の試みとして、湘南国際マラソンで新しいルールを導入しました。
給水ポイントでは以前のようにカップは用意されず、ランナーは自分のマイボトルやマイカップを持参してスタートするようにしました。
水分の補給方法について
湘南国際マラソンでは、ランナーが水分補給をするための方法が大幅に変わりました。
コース上にある500ヶ所以上の給水ポイントでは、水とスポーツドリンクの入った給水器が設置されており、ランナーは自分のマイボトルに補充することができます。
また、マイカップを持参していれば、その場で給水することも可能です。
コース上には40トンの水と3,500個の蛇口が用意され、200ヶ所以上の給水ポイントが平均200mおきに配置されています。
これにより、ランナーは自分のペースで水分補給を行うことができます。
湘南国際マラソンでは、また水やスポーツドリンク以外の飲み物も楽しめる給水ポイントも設けられています。
湘南国際マラソンに参加する際のポイントとしては、フルマラソンでは必ず水が200ml以上入ったマイボトルを携帯するようにすることです。
またファンラン10kmに参加する場合も、必ずマイカップを持参するようにしましょう。