レジ袋有料化を考える
残念なエコ活動になっている
プラスチック製品の資源循環促進を促す法案が可決されて1年がたちました。
最初はマイバッグをもって買い物に行くなんてめんどくさいなぁと思っていましたが、だんだん慣れてきていませんか。
エコバッグも最初はかわいいものを選んで買っていたけれど、いろいろなノベルティでもらえたり、コンパクトにしまえることを重視したり選び方も変わってきました。
今ではコレクターなのか?と思うほどたくさんのエコバッグを所持しています。
使わないでしまい込まれているエコバッグがたくさんるのをみると、これって本当にエコなの?と思ってしまいます。
そして調べてみると、とっても残念な結果があったのでご紹介していきます。
エコバッグは環境負荷軽減になっているか
レジ袋が有料化になって、エコバッグを持ち歩く習慣がついてきましたが、果たして環境に良い運動となっているのか気になりませんか。
レジ袋が有料化になって早1年。
レジ袋が有料化になっても減らないものがありました。
それがポリ袋です。
そもそもレジ袋の有料化はポリ袋の使用量を減らすことが目的でした。
しかし、実際にレジ袋を有料化にしてもポリ袋の使用量は減っているどころか増えている傾向にあります。
これは、今まではスーパーのレジ袋をゴミ袋として再利用していた人たちが、ゴミ袋を購入して使用していたり、エコバッグを汚さないように買い物に行ったときに無料で使えるロール状のポリ袋を過剰に使ったりすることが原因です。
131回使わないとエコバッグは意味がない
毎日持ち歩いている人も多いエコバッグ。
エコバッグを作るのにも環境に負担がかかっているのは知っていますか?私のように自宅に何個も使わずにエコバッグを持っている人は、レジ袋を買ったほうがエコになることも。
エコバッグを環境対策として使うのであれば、一般的な布製のものなら131回、紙製なら3回、不織布製なら11回使わなくてはいけません。
本当にそんなに使いますか?しかも衛生面を考えてエコバッグを洗濯するとしたら、その洗濯に使用する水や電気、洗剤が環境に負担をかけていることも忘れてはいけません。
本当のエコってなに?
みんなが意識しているエコ活動ですが、本当のエコってなんでしょう。
ストローやコンビニのスプーンなどのプラスチック製品も脱プラスチックという観点で廃止は正解かもしれません。
でもマイバッグのようにマイカラトリーを使うことがエコだとはいえないのも現実です。
本当のエコは使わないこと。
ストローを使わなくても良いものであれば使わない、ポリ袋も必要量以上使わない、というのが一番環境に優しい行動です。
プラスチックか紙かということの前に、廃棄物自体を減らすことがエコだとえるのではないでしょうか。