個人にできること①:認証マークをさがしてみよう
SDGsの12番「つくる責任・つかう責任」は始めやすい!
世界で掲げられているSDGs(持続可能な開発目標)は、規模の大きい取り組みです。でも、個人でできることがないわけではありません。それは、SDGsの12番「つくる責任・つかう責任」です。
そうはいっても、僕たちは物を買うときに、これがどうやって作られているのか、どうやって確認すればいいのかなかなか分かりません。そんなときには、環境に配慮して生産している「認証マーク」を探してみるのもいいかもしれません。
SDGsは意識高い系がやるような特別なものではぜんぜんないので、ちょっと意識してみようかな~くらいの軽いノリで始めてもいいんじゃないでしょうか。
SDGsに配慮した認証の種類
発展途上国とフェアトレード(公正取引)をして作られている、地球にやさしい生産方法で作られた食べ物である、など、さまざまな認証があります。
国際フェアトレード認証ラベル
発展途上国の小規模生産者・労働者を守るため、買入価格保証、直接取引といったフェアトレードによって、発展国の人々の生活状況を改善する手助けと環境保全をしている証となります。
海のエコラベル(MSC認証)
持続可能な漁業に対する認証制度です。枯渇しつつある水産資源を守るため、漁業が生態系に与える影響を最小限に抑えるために取り組んでいる証となります。
養殖水産物のエコラベル(ASC認証)
養殖業も、餌となる天然魚を大量消費したり、養殖している水産物が脱走して生態系に影響を及ぼしたりする可能性があります。海のエコラベルが天然の水産物であるのに対して、養殖水産物に対するエコラベル「ASC認証」も存在します。
森を守るマーク(森林認証制度FSC)
FSCマークは、しっかり管理された森林から切り出された木材を、適正管理できると認められた輸送業者・加工業者の手を通してつくられたものという証になります。
木材は需要が高く、違法な森林伐採の問題もあるため、FSCマークによる認証制度が導入されました。