個人にできること⑤:こまめな節電

節電について考える男女

待機電力を意識してプラグを抜く

私たちが普段何気なく生活している中で、家電製品を使っていなくても消費されている電力があります。これを待機電力と呼びます。

例えばテレビの主電源を入れっぱなしにしていたり、充電が終わったスマホの充電器をコンセントに挿したままにしていたりすることは意外と多いのではないでしょうか。
省エネルギーセンターの調査などによると、家庭の全消費電力量のうち数パーセントは、この待機電力が占めていると言われています。

チリも積もれば山となるという言葉通り、使わない家電のコンセントをこまめに抜くことは、最も手軽で効果的な節電アクションの一つです。

特に長期間家を空ける旅行の際や、季節外れの冷暖房器具などは、必ずプラグを抜く習慣をつけることが大切です。
最近ではスイッチ付きの電源タップも安価で手に入るため、それらを活用してスイッチ一つで待機電力をカットするのも賢い方法です。

冷蔵庫の設定と使い方の見直し

家の中で一年中24時間稼働し続けている冷蔵庫は、家庭内の電力消費量の大きな割合を占める家電です。
この冷蔵庫の使い方を少し見直すだけでも、大きな節電効果が期待できます。

まず確認したいのは温度設定です。
冬場や食材が少ない時でも「強」の設定になっていないでしょうか。
季節や中身の量に合わせて「中」や「弱」に切り替えるだけで、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。

また、冷蔵庫の中に食材を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなり、冷やすために余計な電力を使ってしまいます。
一般的には庫内の7割程度に抑えるのが良いとされています。

逆に冷凍庫に関しては、凍った食材同士が保冷剤の役割を果たしてお互いを冷やし合うため、隙間なく詰めた方が冷却効率が良いと言われています。
冷蔵室はゆったりと、冷凍室はぎっしりと、というルールを覚えておくと良いでしょう。

エアコンのフィルター掃除と室外機の環境

夏と冬の電力消費の主役であるエアコンも、メンテナンス次第で効率が大きく変わります。
フィルターに埃が溜まっていると、空気を吸い込む際に余計なパワーが必要になり、冷暖房の効きが悪くなるうえ、電気代も上がることに。

2週間に1回程度のペースでフィルター掃除をすることで、消費電力を数パーセント削減できるというデータもあります。

また、盲点になりがちなのが室外機です。
室外機の周りに物を置いていたり、草が生い茂っていたりして吹き出し口を塞いでしまうと、熱の放出がスムーズに行かなくなります。

夏場であれば室外機に直射日光が当たらないように日陰を作ってあげたり、冬場であれば周りの障害物を取り除いたりと、エアコン本体だけでなく室外機の環境を整えることも、地球にもお財布にも優しい節電につながります。