フリマアプリと環境保全

フリマアプリはリユース活動を活性化させる手助けをしたツールですね。「使い捨て」という感覚から、「誰かに譲る」という方法自体は昔からありました。フリマアプリは、自宅から簡単に譲れるような手段をつくり、広めた存在といえます。
リユースが当たり前の時代
新しいものを買うのではなく、誰かが使ったもの・すでにあるものを購入する「リユース」に抵抗がなくなってきています。品切れしていたり、販売がすでに終わっていたりする商品は、店頭には売っていませんが、フリマアプリでは購入できる可能性があります。さらに、フリマアプリであれば、安く買うこともできるのです。
僕は漫画をよく読むので、フリマアプリを使っています。本屋さんで見かけて「読みたい!」と思った本を片っ端から買い、読んだらフリマアプリで売るんです。週に1回ペースで本屋を覗いて、つい買ってしまうんですが、今は学生寮にいるので、あんまり本を置けないんです。
気に入ったものだけを手元に残して置きたい、でもお気に入りを見つけるにはたくさん本を読まないといけない、というジレンマは、フリマアプリが解消してくれます。
それに、「欲しい!」と思った本が本屋さんでなかなか見つからないこともあれば、すでに絶版になってしまっていることもあります。初版本も本屋にはとっくに置いていませんし、絶版になっていたら、どれだけお店にお願いしても手に入れられません。そんな時にフリマアプリを覗くと出店されてることもあって、とても助かっています。
誰かのごみは、誰かに必要なもの
フリマアプリを覗くと、本とか洋服とか、いかにも次に誰かが使いそうなものもあるんですが、ラップやトイレットペーパー芯の芯など、一見するとゴミにしか見えないものが売りに出されていることもあります。
何気なく暮らしていると捨ててしまうようなものですが、工作で使いたいという人がいるようです。
壊れた家電類も、パーツだけが欲しいという人もいますし、お菓子の包装紙を収集していて、買ってくれる人もいます。捨てる前に、「これが必要な人っているのかな?」という考えを生んだフリマアプリは、地球環境にいい影響を与えている、といってもいいかもしれません。