進化している瓶のリサイクル
ガラス瓶の種類
ゴミの分別ってきちんとしていますか。
私の住んでいる地域では、ビンの分別が細かくてガチでめんどくさい。
でもビンのリサイクルの進化を知ったらきちんと分別しようかなと思えます。
まず分別するビンの種類ですが、リターナブル瓶とワンウェイ瓶に分けられます。
それぞれのリサイクル法が異なり、リターナブル瓶は資源ゴミとして回収したあとに、洗浄殺菌をしてそのまま利用されます。
ひびが入ったり割れたりしない限り繰り返し使えるものです。
ワンウェイ瓶は一度使ったら細かく砕いてリサイクルされるものです。
色別に仕分けて洗浄したあとに細かく砕いてさまざまなものになります。
新しいガラス瓶としてだけでなく、アスファルトや建築用の断熱材などにも生まれ変わるのです。
リサイクルの工程
一般家庭や飲食店などから回収されたワンウェイ瓶は、市町村にある資源化センターで分別されます。
無色、茶色、ほかの色と3色に分別され、このときにガラス瓶以外の金属やプラスチックを取り除いています。
私の住んでいる地域では、資源ゴミを出すときに各自が色別に出しているのですが、これがガチでめんどくさい。
でも、この作業を個人がすることで、資源化センターの工程が一つ軽減できることを知りました。
色別に分けられたビンは専用工場で細かく砕かれていきます。
細かく砕かれた瓶は金属探知機や選別機を使って、ラベルやアルミ、陶磁器などを除去。
ここできちんと異物を取り除かないと、再利用したときに強度が落ちてしまうこともあるので重要な工程です。
異物が取り除かれきれいな状態になったカレットは、ガラス瓶工場で再度溶かして金型に入れていきます。
冷やして形を整えれば新しいガラス瓶の完成です。
エコロジーボトルとは
最近注目されているのが、1991年に誕生したエコロジーボトルです。
エコロジーボトルとは、リサイクルされたガラス瓶のなかでも90%以上のカレットが使用されているもので、無色と茶色以外のビンからできた混合カレットが90%以上使われているものは、スーパーエコロジーボトルといわれています。
スーパーエコロジーボトルが人気
無色と茶色以外の混合カレットは使い道が限られていて、利用を敬遠されがちでした。
そこに着目して混合カレットを使ったスーパーエコロジーボトルは、強度は通常のガラス瓶と比べても変わらず、リサイクルの風潮の高まりとともに人気が出ています。
カレットの使用率を高めることでガラス瓶の主原料となる天然資源の節約が可能です。
カレット使用率を10%高めることで天然資源のみを使ったときよりも、消費エネルギーを2.5%も削減できるといわれています。
90%がカレットで作られているエコロジーボトルは理想的なリサイクル製品だといえるのです。