野菜の皮も美味しく食べるベジブロス作り

捨ててしまう野菜の皮やヘタを活用
料理をする際に、普段なら三角コーナーに捨ててしまう野菜の皮やヘタ、種、芯などの切れ端。
これらを煮出して作る出汁のことを「ベジブロス」と呼びます。
ベジタブル(野菜)とブロス(出汁)を組み合わせた言葉です。
日本では年間数百万トンもの食品ロスが発生しており、家庭から出る生ごみの量も無視できません。
しかし、野菜の皮や芯には、実の部分以上に栄養が詰まっていることも多く、ただ捨ててしまうのは非常にもったいないことです。
ベジブロス作りは、これらを有効活用することでゴミを減らし、かつ美味しいスープのベースを作ることができる、まさに一石二鳥のエコなアクションです。
今回は実際に自宅で出た野菜くずを使ってベジブロス作りに挑戦してみました。
誰でも簡単にできる作り方とポイント
作り方は驚くほど簡単です。
普段の料理で出た玉ねぎの皮、人参のヘタ、キャベツの芯、セロリの葉、ブロッコリーの茎などを保存袋に入れて冷凍庫でストックしておきます。
両手いっぱい分くらいの量が溜まったら、鍋に水(約1リットル)と料理酒(小さじ1程度)と一緒に入れて火にかけましょう。
沸騰するまでは弱火でじっくりと加熱し、沸騰したらさらに弱火で20分から30分ほどコトコト煮込みます。
このとき、強火で煮立たせすぎるとえぐみが出てしまうので注意が必要です。
最後にざるでこせば、黄金色のきれいなベジブロスの完成です。
実際にやってみると、野菜特有の優しい香りがキッチンに広がり、捨てるはずだったものが料理に変わる工程にワクワクしました。
栄養満点で環境にも優しい万能出汁
完成したベジブロスを一口味見してみると、調味料を入れていないのに野菜の甘みと旨みがしっかりと感じられました。
野菜の皮や種にはファイトケミカルという抗酸化作用のある成分が豊富に含まれており、免疫力を高める効果も期待できるそうです。
この出汁を使ってカレーやスープ、お味噌汁を作ると、普段よりも味がまろやかになり、深みが増しました。
何より、いつもなら生ごみとして処理していた野菜くずがこんなに美味しい出汁になるという事実に感動します。
ごみの量が減ることでごみ袋の節約にもなりますし、焼却時のCO2削減にもつながります。
料理が得意ではない大学生でも気軽に始められる、最も美味しいSDGs活動だと感じました。また休日にでも作ってみます。
